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卒研テーマ決定!

タイトルの通り,卒研のテーマがようやく固まりました.

今日は研究室で4年生の卒研のテーマの決定と修論のテーマの決定を兼ねた発表会があり,僕は3つのテーマを提示して意見をもらう形で発表しました.

正直いろんな論文を読めば読むほどいろんなことに興味が湧いてきて,結局卒論では何書くの?ってなった時に困っていました.基本的には生物のモデル化というか,生物の生物らしさを記述する理論的モデルを作りたいというのが根本にありまして,そういったことを考えていると,人工知能にも興味が湧いてきたりして,本当に収集がつきません.

それで,今回は現段階で最も興味のある3つの話題だけ発表して,卒論として取り組むのにふさわしそうなテーマを決めるという形にしたということです.

ちなみにテーマの決定にあたって指針というか参考にしたのは

大学院・研究者を目指す人へ:

というサイトなのですが,発表会の終わったあと研究室のメンバーで飲みにいったときに,理論物理は先のような考え方ではないのだなということを認識しまして,もっと純粋な気持ちになる必要があったと思いました.ちなみに上のサイトは生態学とかそこら辺の分野の教授のお話がもとになっているようで,そりゃぁ哲学も違うよなぁという感じでした.飲み会での先生の言葉で興味深かったのは,「理論物理は,『こうかもしれない』という発想,妄想をいかに物理の言葉に置き換えて,自分の考えが0%になって誰も反論できないものとするか」というものでした.数学家ほどの理論体系を持たず,実験家ほどの実体の証拠を持たず,あやふやな領域.だからこそどんな発想も許されるし,だからこそ様々な結果をつなげる視点というのがある.理論物理はそういう意味でやはり自分がやりたいことでしたね.上にあげた同じ理由で不安になったり自信がなくなったりするのも明らかなことですが.

ちなみに決まったテーマは「自己組織化臨界現象としてのアロメトリー則」という題であげたものです.専門的な内容なのでここではこれ以上説明しませんが,もし興味がある方は個人的に聞いてくだされば喜んで1時間くらい語ります.

以前興味の対象としてあげていたカミキリムシの方(帰省の収穫Pythonで数値シミュレーション(3) - カミキリムシが薪を喰う(要改良))は,個人的に続けていきたいと思います.やはり面白い内容だとは思うのですが,しかし物理にするには少し障壁があるようにも思っていたので.うまいことパターンが再現できたらまたなにかしら書いてみたいと思います.

今回はここまで.

PyConJP2014に参加して,Python関連で試してみたいことはたくさん増えましたが,そこら辺はまた別で備忘録的にまとめます.